首のヘルニアはどうしたら治るのか、お悩みではありませんか?
頸椎椎間板ヘルニアは、首の痛みや腕のしびれ、肩こりなどを引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。
「手術しかないのか」「一生この痛みと付き合わなければならないのか」と不安に感じている方も多いでしょう。
しかし、実は手術以外にも改善方法は存在します。このブログでは、整体の視点から首のヘルニアの治療法や改善方法について、具体的に解説していきます。
首のヘルニアの原因

首のヘルニアはどうしたら治るのかを考える前に、まずその原因を理解することが重要です。
1. 加齢による椎間板の変性
年齢を重ねると、椎間板の水分が減少し、弾力性が失われていきます。これにより椎間板が傷つきやすくなり、ヘルニアを発症しやすくなります。
30代から50代での発症が多いのはこのためです。
2. 不良姿勢の継続
現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用により、長時間下を向いた姿勢を取ることが増えています。
このような姿勢は首に大きな負担をかけ、椎間板への圧力を高めます。
頭部の重さは約5kgありますが、首を前に傾けるほど首にかかる負担は増大し、60度前傾すると約27kgもの負荷がかかるとされています。
3. 首への急激な負担
交通事故やスポーツでの衝撃、重い物を持ち上げるなど、首に急激な力が加わることでヘルニアが発症することがあります。
4. 骨格の歪み
骨盤や背骨の歪みは、頸椎にも影響を及ぼします。身体全体のバランスが崩れることで、首に過度な負担がかかり、ヘルニアのリスクが高まります。
一般的な治療法

首のヘルニアの治療には、保存療法と手術療法があります。
保存療法
まず選択されるのが保存療法です。約70〜80%の患者さんは保存療法で症状が改善すると言われています。
薬物療法: 痛み止めや筋弛緩剤、神経障害性疼痛治療薬などを使用します。炎症を抑え、痛みを和らげることが目的です。
神経ブロック注射: 神経の周辺に局所麻酔薬やステロイド剤を注射し、痛みを軽減します。一時的な対症療法ですが、痛みが強い急性期には有効です。
理学療法: 牽引療法や温熱療法、電気治療などを行います。首の筋肉をリラックスさせ、血流を改善することで症状の緩和を図ります。
安静: 急性期には安静にし、首への負担を最小限にすることが重要です。ただし、長期間の安静は筋力低下を招くため、症状が落ち着いたら適度な運動が必要です。
手術療法
保存療法で改善が見られない場合や、筋力低下が進行している場合、排尿障害などの重篤な症状がある場合には手術が検討されます。
前方除圧固定術: 首の前方から椎間板を摘出し、骨を移植して固定する方法です。
後方除圧術: 首の後方から神経の圧迫を取り除く方法です。
人工椎間板置換術: 損傷した椎間板を人工椎間板に置き換える方法で、首の動きを保つことができます。
整体による首のヘルニアへのアプローチ

首のヘルニアはどうしたら治るのか、という問いに対して、整体の視点から具体的な改善方法をご紹介します。
整体の考え方
整体では、首のヘルニアを「局所の問題」としてだけでなく、「全身のバランスの崩れから生じた結果」として捉えます。
つまり、首だけに注目するのではなく、骨盤から背骨、そして頸椎に至るまでの身体全体の歪みを整えることが根本的な改善につながると考えます。
骨盤の調整
骨盤は身体の土台です。骨盤が歪むと、その上に乗る背骨や頸椎もバランスを取るために歪んでしまいます。
整体では、まず骨盤の位置を正しく整えることで、身体全体の歪みを根本から改善していきます。
骨盤が正しい位置に戻ると、背骨のS字カーブも自然な状態に近づき、頸椎への負担が軽減されます。
背骨の調整
背骨は24個の椎骨が連なって構成されています。この一つ一つの椎骨が正しい位置関係を保つことで、身体はバランスよく機能します。
整体では、胸椎や腰椎の歪みを整え、背骨全体の柔軟性を回復させます。
これにより、頸椎に集中していた負担が分散され、首への過度なストレスが軽減されます。
頸椎の調整
骨盤と背骨を整えた上で、頸椎の調整を行います。
頸椎の周囲には多くの筋肉が付着しており、これらの筋肉の緊張を緩和することが重要です。
整体では、無理な力を加えるのではなく、身体の自然な動きを利用して優しく頸椎を調整します。
これにより、椎間板への圧力が軽減され、神経の圧迫も徐々に改善されていきます。
筋肉の調整
首や肩の筋肉の過緊張は、ヘルニアの症状を悪化させる要因です。
整体では、首肩周りの筋肉だけでなく、全身の筋肉バランスを整えます。
特に、胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋などの首の筋肉の緊張を緩和することで、血流が改善し、痛みやしびれが軽減されます。
自然治癒力を高めることの重要性

整体の大きな特徴は、「自然治癒力を高める」ことに重点を置いている点です。
自然治癒力とは
人間の身体には、本来、自ら傷を修復し、健康を回復する力が備わっています。これが自然治癒力です。
切り傷が自然に治ったり、風邪が自然に治ったりするのは、この自然治癒力が働いているためです。
身体の歪みと自然治癒力の関係
身体に歪みがあると、血流やリンパの流れが滞り、神経の伝達も阻害されます。その結果、自然治癒力が十分に発揮されなくなります。
整体によって骨格を正しい位置に整えることで、これらの流れがスムーズになり、自然治癒力が最大限に発揮されるようになります。
椎間板の回復
飛び出した椎間板も、身体の自然治癒力によって元の位置に戻っていく可能性があります。
実際、MRI検査で確認されたヘルニアが、数ヶ月後の検査では縮小していたり、消失していたりするケースは珍しくありません。
これは、身体の免疫細胞であるマクロファージが飛び出した椎間板を吸収したり、椎間板自体が元の位置に戻ったりすることで起こります。
整体によって身体の環境を整えることで、こうした自然な回復プロセスを促進することができます。
日常生活で気をつけるべきこと

首のヘルニアはどうしたら治るのか、その答えには日常生活の改善も含まれます。
正しい姿勢を保つ
- スマートフォンを見るとき: 目線の高さまで持ち上げて見る
- デスクワーク: モニターは目線と水平か、やや下になるように設置する
- 椅子に座るとき: 深く腰掛け、背もたれに背中をつける
枕の選び方
首のカーブに合った枕を選ぶことが重要です。高すぎる枕は首を前傾させ、低すぎる枕は首を反らせてしまいます。仰向けに寝たときに、首が自然なカーブを保てる高さの枕を選びましょう。
適度な運動
首や肩のストレッチ、軽いウォーキングなどを日常的に取り入れることで、筋肉の柔軟性を保ち、血流を改善できます。ただし、痛みが強い時期は無理をせず、症状が落ち着いてから徐々に始めましょう。
ストレスケア
精神的なストレスは筋肉の緊張を引き起こします。リラックスする時間を持ち、十分な睡眠を取ることも重要です。
整体を受ける際のポイント
信頼できる整体院を選ぶ
首のヘルニアは繊細な症状です。経験豊富で、医学的知識を持った施術者を選ぶことが大切です。
ホームページや口コミを確認し、実績のある整体院を選びましょう。
継続的な施術
一度の施術で劇的に改善することは稀です。身体の歪みは長年かけて形成されたものであり、それを整えるには時間がかかります。定期的に通院し、継続的に身体を整えていくことが重要です。
施術後のケア
整体を受けた後は、身体が変化しやすい状態になっています。施術者のアドバイスに従い、セルフケアを行うことで、効果を持続させることができます。
清水整体院のアプローチ

重症症状専門の清水整体院では、頸椎ヘルニアに対して独自のアプローチを行っています。
首のヘルニアはどうしたら治るのかという問いに対し、清水整体院は「根本からの身体の立て直し」を提案しています。
骨盤、背骨、頚椎を総合的に調整し、身体全体のバランスを整えることで、局所的な症状ではなく、身体の根本的な問題を解決していきます。
この整体アプローチの最大の利点は、自然治癒力を最大限に高めることです。身体の歪みを根本から整えることで、血流やリンパの流れが改善し、神経の働きも正常化します。
その結果、身体が本来持っている自己修復機能が活性化され、椎間板も元の位置に戻りやすくなります。
まとめ

首のヘルニアはどうしたら治るのか、その答えは一つではありません。保存療法、手術療法、そして整体など、様々なアプローチがあります。
重要なのは、首だけを治療するのではなく、身体全体のバランスを整えることです。
骨盤や背骨の歪みを改善することで、頸椎への負担が軽減され、身体の自然治癒力が高まります。
そして、その自然治癒力によって、椎間板は元の位置に戻りやすくなり、筋肉の緊張も自然に解消されていきます。
首のヘルニアはどうしたら治るのかとお悩みの方は、一度福山市の重症症状専門院である清水整体院にご相談ください。
当院の整体では、骨盤・背骨・頚椎を根本的に整えることで、身体のゆがみを根本から戻していきます。
身体のバランスが整うことで、身体の自然治癒力が高まります。そして自然治癒力によって、椎間板も元の位置に戻っていきやすくなりますし、筋肉の緊張も自然となくなっていきます。
首のヘルニアの症状でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

